1日目:佐渡 ~ニッポニア・ニッポン~
大宮経由で、新幹線でゴトゴト。
新潟港から両津港までカーフェリーで移動します。
カーフェリーは2等なら事前予約無しで乗れます。時期にもよると思いますが、椅子に座ることもできました。
船にカモメがついてくる様子は見ているだけでも楽しいものです。
佐渡島に着いたら、速攻でレンタサイクルを借ります。到着した観光案内所で借りられます。
これも時期によると思いますが、幸いにも借りることができました。また、24時間レンタルとしたので、担当者様のご厚意により、バッテリー(一つにつき約4時間)を二つお借りしました。
ここまでで、おおむね3時半。トキを見るためには、自転車で1時間弱移動しなくてはなりません。
さっそく移動して、さっそく迷子になり、田んぼの中を爆走してなんとか着きました。
※私はどこに行っても、高確率で迷子になります。
トキの森公園には、明確な駐輪場がありませんでしたので、施設の方に聞いて公園の片隅に停めさせて頂きました。
そしてトキ。
学名ではニッポニア・ニッポンというらしいです。めっちゃ日本日本してる名前ですね。
その後、港でお勧めされたソフトクリームを食べて小休止。
体力を快復させてから、本日の宿「宿屋ふくろう」に向けて爆走します。
島の真ん中を横断する大きい通りを使ったほうが確実でしたが、田んぼの中の道を通った方が交通量が少ない+道が広い+気持ちいいのでそちらへ。
時折農作業していらっしゃる現地の方々に挨拶しながら、「宿屋ふくろう」に到着しました。
※幸い、ここでは迷子にならなかった
部屋にはふくろうがいました。(鍵かけ)
もうヘロヘロでしたが、折角なので近所をちょろっと回り、それから泥のように眠りにつきました。
2日目:佐渡 ~金山・そして流血へ~
ケツが痛い。
とりあえずケツが痛い。
そんな痛みに耐えつつ、宿で道の様子を聞いた後に自転車でGO。
素晴らしい青空と青い海。
こういう素晴らしい景色を見ていると本当に思います。
「なんで俺は日々ビルに閉じ込められて、PCの前でカタカタやってるんだろう?」
いやまあ、お金のためですけど。
しばらく海沿いを走り、その後山道を爆走(電動自転車全開)。
ひいこら いいながら佐渡金山へ。
……佐渡金山デケー!
さすがに圧巻でした。トロッコや、かつて使用されていた道具の展示もあり、昔の人の苦労が忍ばれます。
同時に男の子心をくすぐってくれます。
佐渡金山見学の注意点として、鉱山の中は概ね摂氏10度前後と寒いこと。
バスで来た観光客は長袖を羽織れば「涼しい」と感じるくらいなのでOKですが、自転車で来た人は、汗が冷えて風邪をひく可能性があります。
長袖+汗ぬぐい用のタオルは忘れずに。
さて、再び旅へ。
金山でちょっとゆっくりした後は、再び海沿いを走ります。
景色を堪能しながら、夫婦岩へ。
夕焼けがきれいらしいのですが、あいにく時間的な余裕がないので見られませんでした。
ここでラストスパートの体力を養うべく大休止……だったのですが……
……ここで悲劇が起きました……
荷物の中にあったカミソリ(髭剃り用)で、小指をズバッとやってしまいました……
結構血がドバドバ出てしまい、自力で止血できず。
手が血まみれに。
10秒で無理だ、こいつぁやばいぜ、ということで手当たり次第に助けを求めることに。
おばさま、おじさま方に助けをいただき、ガーゼで止血、指の根本を縛り、タオルで手首を縛り、心臓より高い位置に傷口が持っていくようにしてしばらく休憩。
……といっても、自転車を返す時間とフェリーの時間があるので、あまり長くは休めません。
特に、片手が使いにくくなる = 自転車のブレーキのタイミングが遅れる というのは、坂が多い佐渡島では大変危険です。
ここまで、おおよそ時速12キロで移動しましたが、その速度が維持できなくなるのは明白であり、この後の距離を考えると、少しずつでも進まなくてはまずい、という結論に達しました。
そのため、お礼を伝えてから、旅を再開。
「あー、血が流れてるなー」という感覚を味わいながらの移動です(汗)。
おまけに海沿いは日陰が少なく、あっという間に熱中症に。
……汗+流血で体中の水分がガンガン減りながら、という状態でしたので仕方ない。
それでもなんとかかんとか、両津港まで戻れました。
本当は近くをウロチョロ見て回りたかったのですが、諦めました(泣)
体調を整えておかないと船酔いしますからね……
本土への帰りは夜のフェリー。
夜間に船に乗るのは初めてです。とりあえず、灯台の光が思った以上に遠くから見えることに驚愕。
ここには書ききれませんが、上記夫婦岩ドライブインの方々をはじめ、佐渡島の人たちは非常に親切な方が多かったです。
色々教えてくれますし、非常事態になったら助けてくれる。
ありがたやありがたや。
旅が無事(かどうかは微妙ですがw)に終わったのも、島民の皆様のおかげです。
3日目:新潟 ~そして帰宅~
新潟は、特に何もなかった。